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コンクリート基礎の水漏れ!補修方法を解説

コンクリート基礎の水漏れ!補修方法を解説

コンクリート基礎からの水漏れは、建物の耐久性や居住性を大きく損なう深刻な問題です。
放置すれば、腐食やシロアリ被害など、より大規模な修繕が必要となるケースも少なくありません。
そのため、今回は、コンクリート基礎の水漏れに悩む皆様のために、原因特定から補修方法まで、具体的な解決策を提示します。

コンクリート基礎の水漏れはどこから?

ひび割れを確認する

コンクリート基礎のひび割れは、水漏れの主要な原因の一つです。
ひび割れの大きさ、深さ、位置などを丁寧に確認し写真に記録しましょう。
特に、地盤の沈下や地震などによる大きなひび割れは漏水の可能性が高いといえます。
ひび割れに沿って水が流れ出ていないか、周囲のコンクリートが湿っていないかなどを注意深く観察しましょう。
また、ひび割れの状態を正確に把握することで、適切な補修方法を選択できます。
さらに、定期的な点検でひび割れの早期発見に努めましょう。

目地部分の劣化をチェックする

コンクリート基礎の目地部分は、経年劣化によってシーリング材が硬化・ひび割れを起こしやすく、そこから水漏れが発生することがあります。
目地部分のシーリング材の状態を注意深く確認しましょう。
劣化している場合は早期の補修が必要です。
劣化の程度によっては、目地全体を撤去し、新しいシーリング材を充填する必要があるのです。
目地部分からの漏水は、ひび割れに比べて発見が遅れるため、定期的な点検が重要といえます。
さらに、建物の築年数や環境条件を考慮して、適切な点検頻度を定めることが大切です。

排水設備を確認する

基礎の排水設備、例えば排水管や集水マスなどに破損や詰まりがないかを確認しましょう。
排水設備の不具合は基礎への浸水を招き、水漏れにつながることがあります。
排水管の接続部分や集水マスの蓋などに亀裂や破損がないかを確認し、必要であれば修理または交換を行う必要があります。
また、排水管の勾配が適切かどうかなども確認することで、より効果的な排水システムを構築できます。
さらに、定期的な清掃やメンテナンスを行うことで、排水設備の機能を維持し、水漏れのリスクを低減できます。

散水試験で漏水箇所を特定する

上記の確認に加え、散水試験を行うことで、漏水箇所の特定をより正確に行うことができます。
散水試験とは、基礎に水を散水し、水の流れや浸水状況を観察することで漏水箇所を特定する手法です。
この試験を行う際は、水圧や散水時間を調整しながら、漏水箇所を特定していく必要があります。
複数箇所に漏水がある場合、それぞれの漏水箇所の状況を丁寧に記録しましょう。
例えば、漏水量や水圧の変化などを記録することで、より詳細な分析が可能になります。

コンクリート基礎の水漏れ補修方法

ひび割れにはエポキシ樹脂注入

コンクリート基礎のひび割れから水漏れが発生している場合、エポキシ樹脂注入工法が有効です。
エポキシ樹脂は、ひび割れ内部に注入することで高い接着力と防水性を発揮し、漏水を確実に止めることができます。
注入するエポキシ樹脂の種類は、ひび割れの幅や深さ、コンクリートの材質などを考慮して選択する必要があります。
エポキシ樹脂注入は専門的な知識と技術が必要なため、専門業者に依頼することが重要です。
また、注入後の養生期間を適切に設けることで、より効果的な補修が可能になります。

目地にはシーリング材充填

目地部分からの水漏れには、シーリング材を充填することで補修できます。
使用するシーリング材は、耐久性や耐水性が高いものを選び、目地幅や深さに合わせて適切な施工を行うことが重要です。
既存のシーリング材を完全に除去し、プライマー処理を行うことで、より効果的な防水性を確保できます。
シーリング材の選択には、建物の構造や環境条件なども考慮する必要があります。
例えば、紫外線や温度変化に強いシーリング材を選ぶことで、長期的な耐久性を維持できます。

地下水対策には止水材や防水シート

地下水の影響による水漏れの場合は、止水材や防水シートの施工が必要となる場合があります。
止水材は、コンクリートの内部に注入することで地下水の浸入を阻止します。
防水シートは、基礎の外側に施工することで地下水の浸入を防ぎます。
止水材や防水シートの施工には、専門的な知識と技術が必要なため、専門業者に依頼することをお勧めします。
地下水位の高い地域では、事前に地質調査を行うことで、より適切な対策を講じることができます。
例えば、排水システムの設置や地盤改良工事などを併せて行うことで、より効果的な防水対策を実現できます。

水漏れ箇所に合わせた適切な補修材を選択

様々な補修方法がありますが、それぞれの状況に合った適切な補修材を選択することが重要です。
ひび割れ、目地、地下水など、水漏れの原因を正確に特定し、その原因に合わせた適切な補修材を選択することで、費用対効果の高い修繕を行うことができます。
適切な補修材の選択は、建物の構造や環境、予算などを考慮して行う必要があります。
例えば、ひび割れの大きさや形状、水圧の強さなどを考慮して、最適な補修材を選定します。

まとめ

コンクリート基礎からの水漏れは、放置すると建物の耐久性や居住性を損ない、大きな被害につながる可能性があります。
本記事で解説した原因特定方法、補修方法などを参考に、適切な対策を行いましょう。
専門業者に相談することで、より効果的な解決策を見つけることができるでしょう。
早めの対処が建物の寿命を長く保つことに繋がります。
適切なメンテナンスを行うことで、建物の資産価値を維持することも可能です。

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